診療案内

本日は2021年12月29日です。今年最後の診察が終了しました。

多くの患者様のご来院と、多くのワンちゃんネコちゃんとの出会いに感謝しています。

沢山のことを患者様や、ワンちゃんネコちゃんから勉強させていただきました。

嬉しいお言葉をいただくこともある反面、時には厳しいお言葉や苦い思いをしたこともまた事実です。

至らなかった点や厳しい指摘は、しっかりと受け止めて改善し、成長できるよう努めていきたいです。

患者様から信頼され、周りの獣医師に頼られるような、知識、技術、経験を持った獣医師になれるよう、2022年も日々、勉強し精進していきたいです。

 

2022年も当院をよろしくお願いいたします。

よいお年をお過ごしください。

ありがとうございました。       獣医師 大川

2021年12月29日更新

本日は12/24(金)、クリスマスイブです🎄✨ 無事に、ワンちゃんの健康診断キャンペーンも終了いたしました👏

多くの飼い主様と、ワンちゃんにご利用頂きありがとうございました🐶

来年1月15日~はネコちゃんの健康診断もスタートします。

ご興味のある方、詳しくは添付の写真をご覧ください。

こちらも、たくさんのネコちゃんに会えるのを楽しみにしています!😺😺✨(期間:2022/1/15~3/15)

 

12月はなかなか忙しく記事を書けず、申し訳ありませんでした。これからも少しずつ時間があるときに書いていこうと思います。

今年も残すところあと1週間ですね。最後のひと踏ん張り、頑張りましょう!

2021年12月24日更新

お宅のワンちゃんの歩き方が変だったり、後ろ足を挙上していたりすることがないでしょうか?

犬の膝蓋骨内方脱臼という病気をご存じでしょうか?これは膝のお皿(膝蓋骨)が本来、はさまっている溝から内側に脱臼してしまう病気です。

日本における有病率は約20%、5頭に1頭という割合で非常にメジャーな疾患です。

特に小型犬(トイプードルやチワワ、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、パピヨンなど)は中大型犬に比べその発症割合は圧倒的で、10倍以上と考えられます。

原因は様々ですが、膝蓋骨周囲の筋肉の張力が左右で不均衡であったり、溝が浅く骨の形がそもそも脱臼しやすいことが理由に挙げられます。

脱臼した子の25%(4頭に1頭)は、左右両側性に脱臼するといわれ、痛みを示す場合は外科的に手術し、整復する必要があります。

痛みがある子(足を上げたり、歩き方が変)や、常に脱臼して本来の位置から膝蓋骨がずれている子たちは手術が必須ですが、痛みがなくても膝が外れて炎症を起こし関節炎が進行したり、膝に負荷がかかり靱帯を損傷するリスクが上がるなどから予防的に手術(脱臼整復)するのも効果的と考えられています。

手術内容は、溝(滑車溝)を深くしたり、靱帯や付着する筋肉の軸を真っすぐに固定して左右の筋肉のバランスを整える方法を組み合わせて行います。

 

実は、痛みがないと思っていた子で、痛み止めを処方したら元気に走り回るようになった例もあるなど、普段元気がなく大人しい子、動かない子も実は膝の痛みを訴えている可能性があります。

獣医師に、膝のことを指摘された経験がある子は今一度、普段から元気がなかったり、歩き方がぎこちないか思い出してみてください!定期的に膝を触って、重症化していないかをチェックするのも大切なことです。

 

次回は、手術するほどではないけど、日々の管理で必要なことを記載します!

 

 

2021年11月23日更新

ワンちゃんの皮膚の痒み、今回は食物アレルギーの検査について記載します。アレルギーの検査は、血液検査で可能です。

写真に載せているのは、リンパ球反応検査という種類のもので、牛肉や豚肉、鶏肉などの主食となる「主要食物アレルゲン」と、羊や馬、魚、ジャガイモなどの「除去食アレルゲン」の2つに分かれています。(もう1つのIgE検査は割愛しますが、食事アレルギーの70%はリンパ球反応が関与しているといわれています)

結果もわかりやすく、陰性のものはアレルギーの可能性は低く、陰性の中から食事を選択していきます。反対に要注意、もしくは陽性の食物は、痒みの原因になっている可能性が高いのであげないようにします。写真の子の場合は牛、鶏、豚肉を中心とした食事を選択していきます。

逆に、肉も魚も、穀物類も陽性と出ていた場合は、アミノペプチドフォーミュラや低分子プロテインなどの、タンパク質を細かく砕いた食事をまずは選択していきます。

 

便利なアレルギー検査ですが、費用面の問題であったり、あくまで診断の補助の検査であるという点はご注意ください。

あくまで除去食試験といって、特定の食事しか与えず4~6週続けることで、痒みが引いてくれるかをチェックするのが重要です。

食事管理にお悩みの方も是非ご相談ください。

 

※一部、ステロイドや免疫抑制剤の影響で、結果が変化する可能性があり、これらの薬の内服は最低2週間の休薬を経て検査するのが望ましいです。

 

2021年11月20日更新

ワンちゃん、ネコちゃんの飼い主さんからよく聞くお声として、「麻酔は怖いから…」「年齢的にこの子は麻酔は…」「麻酔のリスクはどうなんでしょうか」などがよくあります。今回は獣医師の立場から麻酔についてどう考えているかを記載したいと思います。

まず初めに、「麻酔は怖いから」というのは間違いではありません。どんな手術や、薬の投薬も絶対に安心安全というものはありません。

新型コロナワクチンの副反応の話題が一時期活発になったように、何かの薬剤を注射したときに出るショック反応、「アナフィラキシー」はどの子にも平等に一定の可能性はあります。また嘔吐や肝障害といった副作用もほとんどの薬で起きる可能性があります。

ただし、これらのリスクはゼロではないですが、ショック反応のような副反応は限りなくゼロに近いということもまた事実です。

麻酔を行う場合のリスク評価は、年齢、その子の過去や現在の病歴、手術の内容、心臓・肺の状態、腎臓肝臓の状態、体重(肥満や削痩を含む)、栄養状態を確認し、総合的に判断されるべきものです。薬への反応性は事前の検査ではわかりません。従って、上記の項目を問診、身体検査でしっかり確認し、レントゲンや血液検査を追加で確認することが非常に重要となってきます。

年齢については、例えばワンちゃんが10歳の場合、人間に換算するとおおよそ60歳くらいです。もし、ご自身のご両親や、旦那さん、奥さんが60歳で手術が必要ですと、医師に言われた場合、どう考えるでしょうか。全身状態が悪くない場合、ほとんどの方が手術を希望するかと思います。

ワンちゃん、ネコちゃんも家族の一員ですから、同様の考えをしていただきたいと思っています。もちろん、年齢が15歳の場合80歳前後ですのでリスクや手術への考えも多少変わってくると思います。何が言いたいのかといいますと、年齢のみで手術や麻酔ができないと判断するのではなく、あくまでリスクの要因の1つの参考材料として判断していただきたいということです。

 

最後に、リスクは早期の診断や発見、適切な治療で十分に減らすことができます。7歳以上の高齢の子は、年2回の健康診断を推奨しています。

麻酔も病気も、一緒に正しく理解し、正しく恐れていきましょう。

 

2021年11月16日更新

my beau デンタル&ブレスとビジョン&アイはワンちゃん、ネコちゃん用のサプリメントです。

デンタル&ブレスはデンタルサポートと口臭ケアに適した海藻成分と、健康維持に重要なオメガ脂肪酸を含んでいます。

口臭が気になる子や、スケーリング後の口腔内のお手入れ、将来の歯の健康維持をしたい方、一度お試しください!🐶

 

ビジョン&アイは眼の健康サポートに適したアスタキサンチンという成分と健康維持に重要なオメガ脂肪酸を含んでいます。

眼の健康サポートにお試しください!😺

 

どちらもジェルタイプの製品です。スプーン1杯ほどの量を1日1回与えていただくだけです。

どちらも当院に在庫ありますので、ワンちゃんネコちゃんに何か健康サポートをしてあげたい方、気になる方はご相談ください✨

 

2021年11月13日更新

前回に続き、食事アレルギーによる痒みの療法食について記載してます。

食事が原因、もしくは食事が疑わしいという場合は、今食べているご飯を変更しなければいけません。

療法食のタイプは簡単に2つに分かれます。

①単一のタンパク質を使ったフード➡これは一番上のピュアプロテイン(ラボライン)という療法食に代表されるような、サーモンだけを原材料にしたもの、あるいはチキンだけを材料にしたもの、というように原材料を1つに絞ったフードです。

一般のフードは魚や豚肉、鶏肉、小麦などがまとめて含まれているので、材料を1つに絞った方がアレルギーが出にくいという考えのもと与える食事です。アレルギー検査で原因が絞れている場合は、アレルギー陰性の材料から選択すると確実です。

 

②タンパク質を細かく砕いたフード➡こちらはアミノペプチドフォーミュラや低分子プロテイン(ロイヤルカナン)、Z/d(ヒルズ)といった療法食に代表されるような、原材料のタンパク質を細かく砕いてアレルギーが出にくくしているフードです。

痒みのアレルギーは、食物のタンパク質に反応して引き起こされていると考えられます。そのタンパク質を小さく分解することで、体にアレルギー反応が出にくくなる仕組みです。アレルギー検査で肉や魚、穀物類に幅広くアレルギー反応陽性が出ている場合に選択されます。もちろんアレルギーが、単一の原因の子にも推奨されます。

ただし、これらの食事に変更してもアレルギー反応が出てしまう子が3割ほどいるといわれています。アレルギー療法食を試す場合は、最低2種類のフードは試した方がいいでしょう。

また、食事を変えてから痒みが良化するのに1~2ヶ月の期間がかかります。根気よく、おやつを抜いてアレルギー食だけをまずは1か月続けてみてください!(大変なのは承知です💦💦)

次回はアレルギー検査について記載します🐶

2021年11月11日更新

ワンちゃんの慢性的な皮膚の痒みで、アトピー性皮膚炎に続いて多く目にする疾患が食事のアレルギーです。

普段食べているご飯やおやつに含まれるタンパク質にアレルギー反応が出ているといわれています

皮膚の痒みや、下痢嘔吐(消化器症状)が症状として出ることが多いです

食事のアレルギーは、アトピーと症状が非常に似ていて、見分けるのが時に難しいことがあります

 

その中で、アトピーとの違いをいくつか挙げてみました

①発症年齢が中年齢以降 5,6歳~ (アトピーは若いときに多い半年~3歳くらい

②一年中痒い (アトピーは初めは季節性・春が多い

顔周り、背中が痒い (アトピーは背中が出にくい

これらが当てはまる場合はアトピーよりも食事のアレルギーを疑うことが多いです

また食事を変更してから痒みが出ていないかも重要です

意外にも、ご飯を変更するだけで、症状が劇的に改善する子も多数います

皮膚を痒がっている子の飼い主様は、一度今あげているフードを思い出してみてくださいね

次回はアレルギー用の療法食、そしてアレルギー検査についても記載します

2021年11月9日更新

ワンちゃんの皮膚の痒み、8回目は外用薬(塗り薬)についてです。

上の2つは当院に在庫があり、皮膚が痒い子によくお出しする塗り薬です。

2つに共通するのが、どちらも成分としてステロイド(抗炎症作用や痒み止め作用)が入っていることです。

上のアレリーフローションは、名前の通りローション製剤で、ステロイド作用が強力です。下のビクタス クリームはクリーム製剤で、ステロイドの強さは中程度、他に抗生剤と抗真菌成分も入っています。痒みや皮膚の炎症、赤みが強い場合はローションを、痒みが軽度で、炎症、赤みが弱い場合はビクタスクリームを使用します。

よく頂くご質問で、顔や足先に塗ると舐めてしまうんですが大丈夫ですか、と聞かれることが多いのですが、食事やお散歩の直前に塗っていただいて、気をそらしてあげてください。20分くらいしたら吸収されるのでその後は舐めてしまっても問題ありません。

お薬の量ですが、クリームは人さし指の先から第一関節まで、ローションは1円玉大で、手のひら2枚分の広さに塗れます。これを参考に塗る量を調整してあげてください!

上記のアレリーフローションは作用が強いので塗りすぎには注意してください!塗りすぎで皮膚が薄くなることがあります

処方から2~3週間で皮膚の状態の確認のため受診しましょう。

 

 

 

2021年11月3日更新

ワンちゃんの皮膚の痒み、7回目は痒み止めの注射「サイトポイント」についてです!

獣医師の視点から、皮膚を痒がっているワンちゃんをお持ちの飼い主様に、こんな薬、管理の仕方がありますよというのを知ってもらえたらと思い書いています。

サイトポイントは近年新しく発売された犬専用の痒み止めの注射薬です。アトピー性皮膚炎のワンちゃんで使用されるお薬ですが、その特徴をまとめてみました。痒みで悩んでいるワンちゃん、そしてこのお薬の存在を知らなかった飼い主様に、選択肢の1つであること、特徴を簡潔に紹介します。

メリット①一回の注射で1か月効果が持続する点が特徴です。

メリット②あらゆる年齢の子に使用可能。年齢での使用制限はありません。体重は、1.5kg以上の子から使用できます。

メリット③他の薬との併用制限なし。どの薬とも併用できます。

メリット④副作用の少なさ。一部消化器症状(嘔吐、下痢)の海外での報告がありますが、ほとんど感じません。

デメリット 痒みが劇的に減り、この薬でのみ管理できる子もいれば、アポキルやステロイドとの併用している子、効果があまり認められない子もいる。1回の注射で痒みが半減したと感じるのは約50~55%、3回の注射で痒みが半減したと感じるのは約65%。1回の投与よりも複数回の投与で効果は上昇するが、上昇幅は大きくはない。デメリットとして書きましたが、50%も良くなると思うのか、50%しか良くならないのか感じ方次第でメリットにもなるかもしれません。

 

ここまで、サイトポイントの特徴をまとめてみましたが、この薬を使用するのにお勧めのワンちゃんを例としてまとめてみました。

①アトピー疑いで初めてお薬を飲むとき。最初にサイトポイントを使ってみて効きそうか試してみる。

②アポキルを1日1回で内服して、痒みのコントロールがうまくいかない時。

③お薬を飲むのが難しい子

④1歳未満の子

 

これらはあくまでお勧めする例です。お近くの獣医師とよくご相談の上お薬をご選択ください。

当院にも常に在庫を置いていますので、気になる方は気軽にお尋ねください。

2021年9月30日更新